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小型低背な車載用電源系インダクターを量産開始TDK MLD2012シリーズ

TDKは、従来品よりも小型低背化した2.0×1.25×0.5mmの車載用電源系インダクター積層フェライト「MLD2012」シリーズを開発し、量産を開始した。

» 2018年04月12日 09時00分 公開
[EDN Japan]

−40〜125℃の広い使用温度範囲

 TDKは2018年3月、2.0×1.25×0.5mmの車載用電源系インダクター積層フェライト「MLD2012」シリーズを開発し、量産を開始したと発表した。主な用途として、ADAS(先進運転支援サービス)、カーマルチメディア、各種ECU(電子制御ユニット)などを想定している。

車載用電源系インダクター積層フェライト「MLD2012」シリーズ

 MLD2012シリーズはAEC-Q200に準拠し、同社従来品よりも小型低背化された。ADASで用いられる車載カメラなどの電子部品の小型化が可能になる。

 使用温度範囲は−40〜125℃と広く、車載の厳しい温度環境でも使用できる。また、多層集積による完全モノリシック構造にしたことで、磁束の漏れを低減し磁気的影響を少なくした。

 サンプル価格は1個40円(税別)。1カ月当たり1000万個の生産を予定している。

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