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» 2018年05月08日 11時00分 公開

Wired, Weird:反相回路を持つ減圧機器の修理(前編) 難航する不良箇所の特定 (2/3)

[山平豊(NSS九州),EDN Japan]

まずはスイッチング電源から

 説明資料がないのでどこに不良があるのかが分からない。まずはどうやって不良部品を探そうかと考えた。修理の依頼元へ取扱説明書の開示を依頼したが、何の返事もなかった。とりあえずは構成部品を1つ1つ調べていくしかない。まずはスイッチング電源を外して単体で確認した。図3に示す。

図3:スイッチング電源部

 電源の出力はDC24VでAC100Vを入れるとDC24Vが出力された。1A程度の負荷を掛けたが、出力電圧は正常だ。電源は問題ないようだ。この電源はユニバーサル電源であり、AC85VからAC240Vで動作するスペックだった。

リレー基板を確認

 次はリレー基板だ。図4に示す。

図4:リレー基板

 リレー基板にはDC24Vリレーが8個、AC24Vリレーが2個、それにAC200Vリレーと抵抗器、コンデンサーが実装されていた。パターンを追いかけたらAC200Vリレーと抵抗器、コンデンサーが電源入力のR、S、Tの各端子に接続されていた。

 とりあえず実装されている部品を1つずつ確認した。DC24V、AC24Vのリレーは正常に動作していた。AC200VのリレーにAC100Vを印加したが作動せず、振動音のみ(定格はAC200V)が聞こえた。

 AC200Vリレーは動作しているが接点が開放タイプのリレーだったので、NO接点の接触不良が予想されるので交換した方がよいと考えた。リレーに接続された抵抗器はカラーコードと同じ56kΩで問題なく、コンデンサーは固体コンデンサーなので容量抜けの心配もないだろう。リレー基板も問題はなさそうだ。

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