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» 2018年06月08日 09時00分 公開

ローム BD71837MWV:電源系統と機能を1チップで供給するPMIC

ロームは、NXPセミコンダクターズのアプリケーションプロセッサ「i.MX 8M」ファミリー向けのパワーマネジメントIC「BD71837MWV」を開発した。i.MX 8Mプロセッサに必要な電源系統と機能を1チップに集積している。

[EDN Japan]

制御ロジック、降圧コンバーター、LDOレギュレーターを集積

 ロームは2018年5月、NXPセミコンダクターズのアプリケーションプロセッサ「i.MX 8M」ファミリー向けのパワーマネジメントIC(PMIC)「BD71837MWV」を発表した。同年6月からサンプル出荷を開始し、同年10月から月産40万個の体制で量産する。参考価格は800円(税別)。

パワーマネジメントIC「BD71837MWV」

 i.MX 8Mプロセッサは、最大4個のARM Cortex-A53コアとCortex-M4コアを搭載。また、フル4K解像度、HDR(ハイダイナミックレンジ)ビデオ機能などを備え、音声、映像処理向けのアプリケーションプロセッサとして活用されている。

 BD71837MWVは、i.MX 8Mプロセッサに必要な電源系統と機能を1チップに集積する。制御ロジック、降圧DC-DCコンバーターを8チャンネル、LDOレギュレーターを7チャンネル搭載した。コンバーターの変換効率は最大95%。入力電圧は2.7〜5.5Vで、1セルのリチウムイオン電池からUSB給電まで対応できる。

「BD71837MWV」のブロック図

 8×8×1mmのQFNパッケージで提供され、ディスクリート部品の実装と比較すると、Type-3 PCB片面実装の場合で面積を45%、部品点数を56個削減した。SDXCカード用1.8V/3.3Vスイッチ、水晶発振回路も搭載。電源系統ごとの出力短絡、出力過電圧、過電流やサーマルシャットダウンなどの保護機能も備える。

省スペース化と部品点数削減に貢献(ディスクリート構成との比較)

 I2Cインタフェースも内蔵し、i.MX 8Mプロセッサに合わせて電源制御や保護機能の有効、無効設定に対応する。i.MX 8M製品と組み合わせた動作も確認済み。PMIC単体の評価ボードの提供も可能で、アプリケーションの設計と開発期間の短縮を支援する。

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