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最大14Aを供給可能なSPIパワーコントローラーインフィニオン SPOC+2

インフィニオンテクノロジーズは、マルチチャンネルのSPIパワーコントローラー「SPOC+2」を発表した。1つの負荷を2つのチャンネルを並列使用して駆動でき、従来製品の2倍となる1.5〜14Aを供給する。

» 2018年11月08日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 インフィニオンテクノロジーズは2018年10月、マルチチャンネルのSPIパワーコントローラー「SPOC+2」を発表した。1つの負荷を2つのチャンネルを並列使用して駆動でき、通電可能な電流範囲を従来の1.5〜7Aの2倍となる1.5〜14Aに拡大した。

代替デバイスの半分以下のフットプリントで実装

マルチチャネルSPIパワーコントローラー「SPOC+2」

 スルーレートや負荷電流センス比(kILIS)、過電流検出などのデバイスパラメータを最大6つのチャンネルに個別に設定できる。グランドダイオードを内蔵し、外付けのグランドダイオードがなくても、小型の低電力抵抗(100Ωの代わりに47Ω)のみでグランド回路を構成できる。

 また、各チャンネルごとに設定できる保護機能に加え、短絡および過負荷保護機能、過電流検出値を切り替える設定を内蔵。過電流保護時には、規定回数のリスタート方式またはラッチオフ方式を設定できる。他に、オフ時の負荷オープン検出やバッテリーへの短絡などを診断する機能も搭載した。

 ボディサイズは52mm2で、最大214Wまで給電可能な代替デバイスの半分以下のフットプリントで実装できる。同月より提供を開始する予定で、自動車の照明アプリケーションやドアロックなどの配電アプリケーション、電動バイク用の照明、配電負荷などの用途を想定する。

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