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» 2019年01月10日 11時00分 公開

Wired, Weird:海外通販サイトからの部品購入メリットと難しさ (2/4)

[山平豊(NSS九州),EDN Japan]

トラブル1:在庫があったはずなのに……

 最初のトラブル事例は多数の部品を注文した時に発生した。日ごろの注文が多い顧客からモーターのブレーキパックの大量購入の要望があった。写真を図2に示す。

図2:購入を依頼されたモーターのブレーキパック

 顧客は余剰予算で古い装置の保守部品を調達したいと依頼してきた。依頼された部品の型式を検索にかけるとあるSellerのページに同等品が見つかった。しかも、在庫数は10個以上と表示されていた。このSellerへ『何個まで販売可能か』と問い合わせたら、『17個までは可能』と回答があった。顧客へは2個余裕を見て、『15個まで調達可能』と回答し、見積もりを送った。それから半月後に顧客から14個の注文書が届いた。

 さっそくSellerへ14個の部品を注文した。通常は注文の3日後にはSellerから発送の連絡があるが5日経っても連絡がなかった。そこでSellerへ『配送番号を知らせてほしい』と連絡したら『10個は確保できたが残りの4個を同業者から探している』と返事が来た。その数日後に『やはり残りの4個は入手できなかったので10個だけにして4個は返金させてほしい』と連絡があった。顧客への納期が迫っており、やむなく『了解』のメールを送った。そして、不足した4個は違う国のSellerを探して注文した。予定から10日ほど遅れたが14個の部品を確保できた。

 なぜ、17個までなら売れると言っていたのに、10個しか確保できなかったのか。過去の経験から、Sellerによる出荷前検査で、不良品が見つかったと思われる。『不良品があったので出荷できない』というのはSellerの常套手段だ。不良品を出荷すれば、購入者からの評価が悪くなり、また返金で損することになるので出荷には慎重なはずだ。このように多数の部品を購入するときは、他のサイトも調べて、バックアップの通販サイトを数件確保しておいたた方が良い。

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