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ECC保護機能付きマイクロコントローラーマキシム MAX32670

Maxim Integrated Productsは、浮動小数点ユニット内蔵の「Arm Cortex-M4F」を搭載した32ビットMCU「MAX32670」を発表した。最大384Kバイトのフラッシュと160KバイトのSRAMを内蔵し、どちらも誤り訂正fr符号で保護する。

» 2020年07月14日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 Maxim Integrated Products(マキシム インテグレーテッド プロダクツ)は2020年6月、浮動小数点ユニット内蔵の「Arm Cortex-M4F」を搭載した32ビットマイクロコントローラー(MCU)「MAX32670」を発表した。低消費電力かつ小型のため、産業、ヘルスケア、IoT(モノのインターネット)分野での利用に適している。

ECC保護機能付き32ビットMCU「MAX32670」

ECC保護メモリでビット反転を防止

 MAX32670は、最大384Kバイトのフラッシュと160KバイトのSRAMを内蔵し、どちらも誤り訂正符号(ECC)で保護する。1ビットエラー訂正と2ビットエラー検出が可能で、放射線などによるビット反転を防いでデバイスの稼働時間を延長し、信頼性を強化している。

 アクティブ消費電力は40μW/MHzと、競合製品より40%削減している。動作周波数は最大100MHz。セキュアブートが利用可能で、AES-128、192、256暗号ハードウェアアクセラレーター、CRCアクセラレーターなども搭載する。また、I2C、SPI、UARTなど複数の高速インタフェースを内蔵する。動作温度は−40〜+105℃だ。

 1.8×2.6mmのWLPパッケージ、または5×5mmのTQFNパッケージで提供する。1000個以上購入時の単価は1.44米ドル。評価キット「MAX32670EVKIT#」も単価25米ドルで提供している。

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