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UHD 4Kp60の普及を促進、STマイクロのSTB用SoCSTマイクロ STiH314など

STマイクロエレクトロニクスは、UHD(ウルトラHD)p60対応の4Kセットトップボックス(STB)用途に向けたSoC「Cannes/Monaco」ファミリとして、新たに4品種を発表した。

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 STマイクロエレクトロニクスは2014年9月、UHD(ウルトラHD)p60対応の4Kセットトップボックス(STB)用途に向けたSoC「Cannes/Monaco」ファミリとして、新たに4品種を発表した。

 新製品は、「STiH314/318」と「STiH414/418」である。いずれも28nmプロセス技術を採用したSoCで、4個のコアを内蔵したSMP(Symmetric Multi-Processing)型のARMアプリケーションプロセッサを搭載している。演算性能はSTiH314と414が8000DMIPS、STiH318と418が12000DMIPSを、それぞれ達成している。3Dグラフィックス処理を可能とする演算ユニットも搭載した。同ファミリを用いることで、ローエンドからハイエンドまでのSTBに対応することができる。

 さらに、STiH414/418は、STマイクロが開発したトランスコードエンジン「Faroudja」を内蔵し、コンスーマ機器やモバイル機器によるマルチスクリーンでのストリーミングを可能としている。また、STiH318と418は、Googleのビデオ圧縮技術「VP9」のビルトインサポートを提供している。

 この他、同時限定受信やDRM(Digital Rights Management)、有料の放送コンテンツを保護するためのウォーターマークなどに対応している。また、インタフェースとしてUSB3.0、PCIe、SATA、ギガビットイーサネットなどに対応。さらには、DOCSIS3.0やDVB-C/DVB-2S/DVB-T2、IEEE802.11acなどもサポートしている。

 新製品は、関連するソフトウェアサポートも含めて、2014年第4四半期(10〜12月)より、主要顧客に提供される予定である。

 なお、解像度は4Kが4096×2160ピクセルに対して、UHDp60は3840×2160ピクセルとなっている。フレームレートを毎秒60フレームに増やすことで、スポーツのように高速で変化する映像でも高い画質を実現することが可能である。

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