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マイコンとEEPROMを接続する方法を教えてQ&Aで学ぶマイコン講座(11)(1/3 ページ)

マイコンユーザーのさまざまな疑問に対し、マイコンメーカーのエンジニアがお答えしていく本連載。11回目は、上級者の方からよく質問される「マイコンとEEPROMを接続する方法」についてです。

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 素朴な疑問から技術トラブルなどマイコンユーザーのあらゆる悩みに対し、マイコンメーカーのエンジニアが回答していく連載「Q&Aで学ぶマイコン講座」。

 今回は、上級者から多く寄せられる質問です。


 マイコンの外部メモリとしてEEPROMを接続しようと考えています。接続方法はいくつかあるようですが、どのような接続方法があるのか、教えてください。

 EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)のデータ・アクセス方式は、SPI (Serial Peripheral Interface)、I2C (Inter-Integrated Circuit)、マイクロワイヤ、1-Wireなどありますが、マイコンの周辺機能としてSPIとI2Cが搭載されている製品が多いので、この2種類がよく使われています。ここでは、STマイクロエレクトロニクスのEEPROMとSTM8Lシリーズのマイコンとの接続を例に挙げます。

 I2Cは、プルアップ抵抗の双方向NMOSオープンドレインの信号線が2本あるのみです。I2Cをバス規格として使用しているM24xxxシリーズの例を図1に示します。


図1 マイコンとEEPROMの結線「I2Cを使った場合」 (クリックで拡大)

 SPIの信号線はSCK、MISO、MOSI、SSの4本で構成されます。図2にM95xxxシリーズの例を示します。端子の名前とSPIの信号名が異なりますので、信号線にSPIの信号名を記述しておきました。


図2 マイコンとEEPROMの結線「SPIを使った場合」 (クリックで拡大)

 I2CもSPIも、基本的な通信制御はマイコンのハードウェアが行いますが、ソフトウェアも必要です。制御用ソフトウェアの詳細は、各マイコンのマニュアルに記載されていますので、マニュアルの説明に従ってください。

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