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マイコン周辺部品の選び方――電源編Q&Aで学ぶマイコン講座(15)(1/3 ページ)

マイコンユーザーのさまざまな疑問に対し、マイコンメーカーのエンジニアがお答えしていく本連載。今回は、初級者の方からよく質問される「マイコン周辺部品の選び方――電源編」です。

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過去の質問一覧はこちら

 素朴な疑問から技術トラブルなどマイコンユーザーのあらゆる悩みに対し、マイコンメーカーのエンジニアが回答していく連載「Q&Aで学ぶマイコン講座」。

 今回は、初級者から多く寄せられる質問です。

 マイコンを使ったシステムを開発する予定ですが、電源はどのようなポイントに注意して選択、設計すればよいのでしょうか?

 マイコンの電源にはいろいろな種類があります。最も身近な電源である乾電池(ボタン電池含む)をはじめ、家電の多くが採用している商用電源の交流100Vから降圧して直流変換する電源や、USB電源などの他の直流電源から電圧を変換して電源とする場合もあります。最近はワイヤレス給電も出てきました。電源には種類によって一長一短がありますので、特性を吟味して選択する必要があります。

 マイコン側から考えると電源には次の特性を満たす必要があります。

(1)ノイズやリップルが少ない
(2)電圧が安定している
(3)供給電流が十分ある

 マイコンを使用するシステム側から見ると、次のポイントも考慮しなくてはなりません。

(1)コストが安い(ランニングコストを含む)
(2)携帯機器か、据え置き型か?
(3)メンテナンス(耐久性、コスト含む)

 電源方式に関しては、EDN Japanにも多くの記事が既に掲載されています。ですので、次ページからの解説では、マイコンから見た電源の特性について絞って、説明します。

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