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USB 3.1プロトコルアナライザにPD機能検証を追加テレダイン・レクロイ M310C

テレダイン・レクロイ・ジャパンは、USB 3.1プロトコルアナライザ「Voyager M310C」の機能に、新たにUSB Power Delivery(以下、PD)開発者に向けた機能検証や、PDチップセットと製品の規格適合試験などの詳細な解析機能を追加した。

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 テレダイン・レクロイ・ジャパンは2015年10月、USB 3.1プロトコルアナライザ「Voyager M310C」をアップグレードしたと発表した。アナライザ用ソフト「USB Protocol Suite」7.20版により、新たにUSB Power Delivery(以下、PD)開発者に向けた機能検証や、PDチップセットと製品の規格適合試験などの詳細な解析機能を追加した。

 今回のアップグレードでは、今後のUSB Type-C コネクタの需要増加に備え、PDでのトリガなどのデバッグ、イベントスタック、トランザクションのグループ化、VSE機能などを強化している。


USB 3.1プロトコル・アナライザ「Voyager M310C」

供給側/デバイス側双方の疑似トラフィックを生成

 Voyager M310CのPDエキササイザ機能は、デバイス/ホスト双方のエミュレーションが可能。テストプラットフォームと協調することで、供給側/デバイス側双方の疑似トラフィック生成を可能にした。エミュレータは、PDパケットタイプを網羅したスクリプトベースで、ヘッダ/ペイロード/タイミング/エラーを追加できる。If/Else、Wait、Do caseなどの機能により、コントロールネゴシエーションやパワーロールスワップなど、さまざまなPD動作の疑似試験に対応した。

 さらに、試験体からのType-Cケーブル接続だけで、PD2.0/ USB 3.1(SS+)のエミュレーション/トレース採取を可能にしている。これにより、PDクラス特有のデスクリプション含む、エニュミュレーション全体を試験することができる。

 なお、同社では、既存の「Voyager M310」エキササイザ搭載モデルにも、PD機能が使用できるアップグレードオプションを提供するとしている。

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