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125℃で動作する製品を含む32ビットマイコンSTマイクロ STM32F4シリーズ

STマイクロエレクトロニクスは、32ビットマイコン「STM32F4」シリーズの新製品を発表した。メモリ容量増加や機能拡張がされ、シリーズ初となる最高125℃で動作する製品が含まれる。

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メモリ容量増加や機能の拡張を

 STマイクロエレクトロニクスは2016年10月、32ビットマイコン「STM32F4」シリーズの新製品を発表した。メモリ容量増加や機能拡張され、シリーズ初の最高125℃で動作する製品が含まれる。サンプル価格は、UQFN48パッケージで提供する「STM32F412」が約3.60米ドル、85℃での動作検証済みWLCSPパッケージ「STM32F410」が約1.71米ドル。開発ボード「Discovery Kit」の価格は約25.00米ドルとなっている。

 メモリ容量と機能を拡張したSTM32F412と、高温で動作するSTM32F410のアクセスラインはARM Cortex-M4(84MHz:STM32F401、100MHz:STM32F410/F411/F412)で、内蔵フラッシュメモリ容量は128Kバイト〜1Mバイト、RAMは最大256Kバイト。STM32F4ファウンデーションラインとアドバンストラインに簡単に拡張できる。

 STM32F412は、デュアルモードクワッドSPI(クロック周波数100MHz)とフレキシブルメモリコントローラ(FMC)を搭載し、内蔵フラッシュメモリ(1Mバイト)と内蔵RAM(256Kバイト)を効率的に拡張可能。LCDパラレルインタフェースは、最高でQVGA(16ビット色深度)、WQVGA(8ビット色深度)のディスプレイを制御する。


「STM32F4」シリーズのイメージ

 また、暗号化などのセキュリティアルゴリズムの処理能力を向上する真乱数発成器(TRNG)を内蔵。リンクパワーマネジメント(LPM)とデュアル電源レールによって、アクセスラインの最新製品に搭載されたUSB On-The-Go(OTG)の性能が向上し、レベルシフタを必要としないため、回路基板を小型化できるとした。

シリーズ全製品の動作温度最大125℃にする予定

 STM32F410とSTM32F412は、ダイレクトメモリアクセス(DMA)のBatch Acquisition Mode(BAM)に対応。CPUを動作させずにデータを取り込める。デジタルフィルターを備えた低消費電力マイクロフォンインタフェース(4チャンネル)により、消費電力とCPU負荷を抑えた効率的な音声認識アルゴリズム処理を実行できる。なお、同社はSTM32F4シリーズ全製品の動作温度を最大125℃にする予定という。

 開発ボードにも、新機能を生かした試作開発が迅速に開始できるよう機能拡張を反映。STM32F412 Discovery Kitには、新たに1.54インチのタッチパネルカラーLCDが搭載され、HMIの開発を簡略化する。その他、ステレオデジタルMEMSマイクロフォン、I2Sコーデック、各種コネクター、Arduino Uno拡張コネクターを搭載。また、144ピンのSTM32F412ZGを搭載した低価格のSTM32 Nucleoボードも提供する。

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