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FD-SOIベースの超低消費電力プロセッサNXP i.MX 7ULP

NXPセミコンダクターズは、完全空乏型SOI技術(FD-SOI)をベースとして、超低消費電力を可能にする汎用アプリケーションプロセッサ「i.MX 7ULP」を発表した。サスペンド時の消費電力を従来のi.MX 7製品の17分の1となる15μW未満に低減した。

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ダイナミック電力効率が50%向上

 NXPセミコンダクターズは2017年3月、完全空乏型SOI技術(FD-SOI)をベースとして、超低消費電力を可能にする汎用アプリケーションプロセッサ「i.MX 7ULP」を発表した。FD-SOIと独自のマルチ完全独立ドメインアーキテクチャを組み合わせることで、サスペンド時の消費電力を従来のi.MX 7製品の17分の1となる15μW未満に低減した。

 i.MX 7ULPは、Vivanteの2個のGPUと低消費電力のシングルシェダーを搭載したGC7000 NanoUltra 3D GPU、2Dグラフィック向けのGC320 CPCを搭載。2個のGPUをベースとし、高効率なディスプレイシステムを可能にしたほか、低消費電力なスタンバイモードを1つのプロセッサで達成している。リアルタイムドメインでのダイナミック電力効率は、従来製品に比べて50%向上した。


汎用アプリケーションプロセッサ「i.MX 7ULP」

 FD-SOIは低電圧化に寄与するため、多くのコンシューマー、産業用バッテリー駆動機器で基本要件となっている超高電力効率のグラフィックアクセラレーション機能を実現できる。

 さらに、トランジスタの逆方向、順方向基板バイアス(RBB、FBB)とスマートパワーシステムアーキテクチャにより、超低リークと幅広い動作電圧を可能にしている。またFD-SOIにより、低静止電流(Iq)バイアスジェネレーターを実現するほか、低消費電力システム設計を簡素化するフェイルセーフI/Oを備えた。

 現在、特定のユーザー向けにサンプル出荷中で、量産前のサンプル提供は2017年第3四半期を予定している。

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