メディア

非接触充電用のレシーバIC、外形寸法は1.9mm×3.0mmTI bq51013

» 2011年05月10日 00時00分 公開
[EDN Japan]

 日本テキサス・インスツルメンツ(以下、日本TI)は2011年5月、電磁誘導方式の非接触充電機能向けレシーバIC「bq51013」を発表した。フルブリッジ方式の同期整流回路、電圧コンディショニング回路、非接触充電制御回路を1チップに集積したもの。1.9mm×3.0mmのWCSPで供給され、同社従来品と比較して、実装面積を80%削減できる。

 スマートホンやゲーム機、デジタルカメラといった携帯型の民生用機器、医療用機器、工業用機器に、ワイヤレス充電機能を容易に実装できるようになるという。1000個購入時の参考単価は3.50米ドル。

 bq51013は、最大94%という高い電力変換効率を達成していることから、システム内の温度上昇を抑えつつ、ACアダプターと同様の充電率を実現できる。入力電圧範囲は標準で4V〜10V、最大で20V。出力電流は最大1.5A、出力電力は標準で5W。動作温度範囲は0〜125℃である。

 また、bq51013は、ワイヤレス給電の国際標準規格であるQi(チー)の適合認証を取得している。これにより、さまざまな充電パッドと携帯型機器との間で、確実な相互動作性を提供できるとしている。このほか、電圧、電流、温度に対する各種保護機能を内蔵している。bq51013とトランスミッタIC「bq500110」を搭載した評価キット「bqTESLA150LP」も用意している。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

RSSフィード

公式SNS

EDN 海外ネットワーク

All material on this site Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
This site contains articles under license from AspenCore LLC.