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2011年1Qの半導体売上高ランキング、Intel社がSamsung社を引き離す

» 2011年05月23日 00時00分 公開
[EDN Japan]

 米IC Insights社が2011年第1四半期における半導体売上高ランキングを発表した(表1)。それによると、米Intel社は首位を維持しただけでなく、第2位の韓国Samsung Electronics社とのリードを広げたという。

 IC Insights社でプレジデントを務めるBill McClean氏は、「Intel社はSamsung社よりも44%多い売上高を達成し、首位の座を譲らなかった。同社とSamsung社の2010年における年間売上高の差は24%。つまり、この四半期においてIntel社はSamsung社とのリードを広げたことになる」と述べる。

 2011年第1四半期におけるIntel社の半導体売上高は118億1900万米ドル。前年同期比で25%増となった。一方のSamsung社の売上高は81億8500万米ドルで、前年同期比では15%の増加となっている。

 IC Insights社は、2010年8月に、「近いうちに、Samsung社がICの年間売上高でIntel社を追い抜く可能性が出てきた」と発表している(関連ニュース)。McClean氏は、米EDNのメール取材に対し、「その可能性はまだある」と答えた。「Samsung社が、首位の座をめぐってIntel社と争う可能性はある。現在は、DRAM市場にあまり勢いがないため、Samsung社の成長が鈍化している。だが、DRAM市場はサイクルが速いので、市場の立ち直りは比較的速い。同市場は、早ければ2011年半ばには回復すると見られている」(McClean氏)。

表1 2011年第1四半期における半導体売上高ランキング 表1 2011年第1四半期における半導体売上高ランキング(提供:IC Insights社)

(Electronic News)

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