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低ノイズ/低消費電力のゼロドリフトアンプ、インターシルが発売

» 2011年08月09日 00時00分 公開
[EDN Japan]

 Intersilは2011年8月、オペアンプの新製品「ISL28134」を発表した。主に、圧力センサー、温度センサー、ひずみ計、慣性センサーなどを用いるセンサーシステムのフロントエンド回路において微小な信号を増幅する用途や、計装システムに搭載する高分解能A-Dコンバータの前段に配置する用途に向ける。パッケージは、8端子SOIC。すでに量産を開始しており、1000個受注時の単価は0.91米ドルとなっている。

 ISL28134は、チョッパ安定化方式を採用したゼロドリフトアンプである。オフセット電圧の温度ドリフトは最大で15nV/℃で、オフセット電圧は最大2.5μVとなっている。電圧ノイズは10nV/√Hz(1kHz時)、0.1Hzから10Hzの範囲の電圧ノイズは0.25μVppであり、良好なノイズ特性を備えている。また、入力/出力ともレールツーレールに対応しているので信号レベルを最大限に確保することができる。さらに、CMRR(同相変動除去比)が最小で135dBとなっているので、差動入力構成における誤差を排除することも可能である。動作時の消費電流も675μAに抑えられている。

 そのほかの主な仕様は以下のとおり。2.25V〜6.0Vの単一電源、±1.125V〜±3.0Vの2電源で動作する。動作温度範囲は−40〜85℃。−40〜125℃で動作する品種も投入する予定である。

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