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外形寸法が3.0×3.5×1.0mmの3軸デジタルジャイロ、実装面積は従来品の1/2

» 2011年12月16日 00時00分 公開
[EDN Japan]

 STMicroelectronicsは2011年12月、3軸デジタルジャイロセンサー(角速度センサー)「L3G3200D」を発表した。携帯電話機やタブレット端末、ゲーム機などの用途に向ける。現在サンプル出荷中で、大量購入時の単価は約2.53米ドル。


 L3G3200Dは、パッケージサイズが3.0×3.5×1.0mmと、同社従来品と比べて実装面積を約半分にした点を最大の特徴とする。角速度検知範囲は、±250dps(度/s)、±500dps、±2000dpsから選択できる。各検知範囲における感度は、±250dpsのときに8.75mdps/digit、±500dpsのときに17.50mdps/digit、±2000dpsのときに70mdps/digitである。角速度ノイズ密度は0.03dps/√Hz。また、動作温度範囲は−40〜85℃で、分解能が8ビットの温度センサーを内蔵している。同温度範囲における温度ドリフトは±2%となっている。

 さらに、低消費電力を実現するため、省電力モードやスリープモードを備えており、内蔵のFIFO(First-in First-out)メモリブロックなどで電源管理を行うとしている。動作電源電圧は2.4〜3.6V。その他、帯域幅を設定できるローパスフィルタ/ハイパスフィルタも内蔵している。

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