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RS-485/RS-422対応のトランスミッタ/レシーバIC、1.8V動作が可能インターシル ISL3261xE

インターシルの「ISL3261xE」は、RS-485/RS-422に対応するトランスミッタICとレシーバICの製品シリーズである。1.8Vの電源電圧で動作可能で、消費電力も低減している。

» 2012年01月27日 15時30分 公開
[EDN Japan]

 インターシルは2012年1月、RS-485とその下位規格であるRS-422に対応するトランスミッタICとレシーバICの製品シリーズ「ISL3261xE」を発表した。1.8Vの電源電圧で動作可能なことや、トランスミッタICの無負荷時の消費電力を150μW以下に抑えたことなどを特徴とする。RS-485インタフェースを搭載するとともに、消費電力に対する要求も厳しい電池駆動機器やリモートセンシング機器などに適している。1000個購入時の単価は、トランスミッタICが0.85米ドル、レシーバICが0.95米ドルとなっている。

 トランスミッタICは「ISL32613E」と「ISL32614E」の2品種、レシーバICは「ISL32610E」、「ISL32611E」、「ISL32612E」の3品種がある。5品種とも、電源電圧範囲は1.8〜3.6Vである。伝送速度は1.8V動作時で256kビット/秒、3〜3.6V動作時で500kビット/秒。RS-485の出力/入力端子は±16.5kVのESD(静電気放電)保護耐圧を有している。


 ISL32613E/ISL32614Eの無負荷時の最大消費電流は、1.8V動作時で80μA、3.6V動作時で200μAである。シャットダウンモードの最大消費電流は2μAと小さい。一方、ISL32610E/ISL32611E/ISL32612Eの無負荷時の最大消費電流は、1.8V動作時で110μA、3.6V動作時で135μAとなっている。また、スイッチングポイントが±200mVと対称なので、デューティサイクル歪みが生じない。ヒステリシス電圧の幅が70mVと広いのでノイズ耐性も高い。さらに、ISL3261xEによる送受信のバス電流は±40μAと小さい。このため、リピータを用いずに、1つのRS-485ネットワーク上に256個以上のトランスミッタを接続できるという。

 その他の仕様は以下の通り。動作温度範囲は−40〜125℃。パッケージはSOT-23で供給される。

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