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チップアンテナの評価ユニット、スマートメーター向け920MHz帯に対応三菱マテリアル チップアンテナ搭載ユニット

三菱マテリアルはスマートメーター用チップアンテナの評価ユニットを発表した。評価ユニットの寸法は50×10×3.5mm、チップアンテナの寸法は10.5×3.0×0.8mmである。

» 2012年03月01日 17時20分 公開
[EDN Japan]

 三菱マテリアルは2012年2月、920MHz帯(915〜930MHz)を使うスマートメーターを対象にしたアンテナ評価ユニットを発表した。同社独自のチップアンテナを、3つのインダクタやコネクタとともに基板に実装したもの。この評価ユニットを使えば、チップアンテナを基板に実装する手間やマッチング回路を設計する手間を掛けることなく、評価作業に取り掛かれる。既に提供を開始している。価格は要問合せ。

 同社によれば、スマートメーターをはじめとする無線通信機器の小型化や外部アンテナが破損してしまうといった問題があり、寸法のより小さなチップアンテナの要望が高まっているという。ただ、チップアンテナを評価するには、アンテナを実装するために基板のレイアウトを変更したり、マッチング回路を設計したりという手間が掛かっていたという。


 今回発表したアンテナ評価ユニットはこのような課題を解決することを狙ったもの。基板には3つのインダクタ部品が実装されており、スマートメーターにアンテナを実際組み込むときの周波数のわずかなずれをインダクタ値の変更で調整できる。評価ユニットの寸法は50×10×3.5mm、チップアンテナの寸法は10.5×3.0×0.8mmである。アンテナの周波数帯域は、中心周波数が915MHzの85MHz幅(電圧定在波比が3.0以下の範囲)。利得は最大−1.8dBiである。

図 スマートメーターに割り当てられた各国の周波数

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