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アバゴが光学エンコーダの新品種を紹介、取り付け容易で高分解能TECHNO-FRONTIER 2012 電子部品

アバゴ・テクノロジーは「TECHNO-FRONTIER 2012」に、光学式や磁気式などさまざまなタイプのエンコーダを出品した。そのうちの1つのHEDR-5xxxシリーズは、現在開発中の光学式エンコーダである。同社従来品に比べて分解能を高めたことなどが特徴だ。

» 2012年07月12日 20時15分 公開
[前川慎光,EE Times Japan]

 アバゴ・テクノロジーは、現在開発中の光学反射式インクリメンタルエンコーダ「HEDR-5xxx」シリーズを、「TECHNO-FRONTIER 2012(テクノフロンティア2012)」(2012年7月11〜13日、東京ビッグサイト)に出品した。

 HEDR-5xxxシリーズは、光学反射式エンコーダセンサーとコードホイールをあらかじめパッケージ化した品種で、取り付けが容易であることを売りにした「クイックオンタイプ」である。同じ形状である同社従来品に比べた特徴は、分解能を最大1024パルス/回転から最大3600パルス/回転に高めたこと。モーターをより細かく制御できるようになった。さらに、TTL/ラインドライバ出力に加えて、オープンコレクタ出力にも対応した。

図 アバゴ・テクノロジーの光学式インクリメンタルエンコーダ「HEDR-5xxx」シリーズの仕様 (クリックすると拡大します)

 外形寸法は30×35×20mm、2チャネルまたは3チャネル出力、使用温度範囲は−40〜100℃である。内部のエンコーダセンサーには、光学反射式として実績のある「AEDR-8500」シリーズを採用した。産業用ステッピングモーターや各種サーボモーターの制御をはじめ、工業用ミシンやXYテーブル、半導体製造装置、梱包機械の制御など幅広い用途を対象に、2012年10月に販売を開始する予定である。

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