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接合部温度150℃まで対応するLEDドライバICリニアテクノロジー LT3518H

動作温度範囲の上限を従来品の125℃から150℃(接合部温度)に高めた。12V/300mAの白色LEDを最大8個まで駆動することができる。

» 2012年09月06日 11時55分 公開
[EDN Japan]

 リニアテクノロジーは、2012年8月、LED向けドライバIC「LT3518H」の販売を開始した。動作温度範囲の上限を従来品「LT3518」の125℃(接合部温度)から150℃に高めた品種である。自動車や産業用、建築用の各種照明、バックライトに内蔵する高電流LEDの駆動に向く。

 12V/300mAの白色LEDを最大8個まで駆動可能。入力電圧範囲は3〜30V。40Vまでの過渡電圧保護回路を内蔵する。

 2.3A、45Vのスイッチング素子を備えるDC-DCコンバータを搭載した。ハイサイド出力電流検出方式を採る。入力電圧を昇圧、降圧、昇降圧して利用する回路構成が可能だ。変換効率は、例えば昇圧構成時に90%以上が得られる。外付け部品サイズの寸法と効率を調整するために、スイッチング周波数を250k〜2.5MHzの範囲で、ユーザーが設定できる。

 最大3000:1の範囲でLEDの色を一定に保つ「True Color PWM」調光機能を備える。CTRL端子を利用することで10:1のアナログ調光にも対応する。

 4mm×4mmで16端子のQFNパッケージに封止した。1000個購入時の参考価格は3.79米ドルから。


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