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超解像処理とノイズリダクションで液晶TV画質を改善するIC東芝 TC90232XBG

東芝は、液晶テレビ向け画質改善用ICとして、フルHD(1920×1080画素)とWXGA(1366×768画素)のLVDS信号入出力に対応した新製品「TC90232XBG」を製品化した。

» 2013年08月27日 14時35分 公開
[EDN Japan]

 東芝は2013年8月27日、液晶テレビ向け画質改善用ICとして、フルHD(1920×1080画素)とWXGA(1366×768画素)のLVDS信号入出力に対応した新製品「TC90232XBG」を製品化したと発表した。2013年12月から量産出荷を行う予定である。

 新製品は、東芝の独自アルゴリズムによる超解像処理技術を搭載し、画質の精細感を改善できるという。画像情報を解析し、エッジ部と平たん部を検出してノイズリダクション処理を行うため、ランダムノイズやデジタル圧縮によってエッジ近傍に生じるモスキートノイズを軽減できる。

液晶テレビ向け画質改善用IC「TC90232XBG」

 画像のハイライト部分や光沢部分を強調できるハイライトエンハンサーの他、カラーマネジメント処理やガンマ補正処理などの画質調整機能を搭載している。LVDS入出力とI2Cバス制御をサポートしたことで、従来システムへの機能追加が容易に行えるという。

 13mm角サイズ、ボールピッチ0.8mmの158ピンFBGAパッケージを採用。DDRメモリを外付けする必要もなく、回路の小型化にも貢献する。

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