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2160p対応の高精細ビデオ信号処理プロセッサアナログ・デバイセズ NatureVue/ADV8005

アナログ・デバイセズは2014年1月8日、480iから2160pまでのさまざまなディスプレイ解像度に対応したビデオ信号処理プロセッサ「NatureVue/ADV8005」を発表した。

» 2014年01月08日 13時10分 公開
[EDN Japan]

 アナログ・デバイセズ(以下、ADI)は2014年1月8日、480iから2160pまでのさまざまなディスプレイ解像度でのアップスケールやダウンスケールを可能にしたビデオ信号処理プロセッサ「NatureVue/ADV8005」を発表した。AVレシーバやHDMIスプリッタ、放送局などプロ用ビデオ配信システム、デジタルサイネージなどでの採用を見込む。価格は1000個購入時、36.15米ドルからとなっている。

 フレキシブルなコアを内蔵し、シングルチャンネルまたはデュアルチャンネルでのビデオ処理など複数の異なるモードに設定できる。UHD(2160p)ビデオフォーマットに加え、オプションでさまざまな3Dビデオ解像度をサポートした、2つのオンチップHDMIトランスミッタを搭載する。さらに、6個の12ビットビデオD-Aコンバータも集積し、SD(480i)、HD(720p〜1080p)ビデオ出力をサポートしている。ビデオ信号を同期する際のオーバーヘッドを低減するため、ADV8005では、外部供給されるリファレンス信号に同期して複数のビデオストリームを出力させることができる。

ADV8005のイメージ

 ADV8005は、高品質なビットマップデータをベースにしたオンスクリーンディスプレイ(OSD)をサポートする。これにより、設計者はテキスト・スクロールや最高24ビットのトゥルーカラーを実現した色深度アニメーションなどの機能の組み込みが可能になる。また、グラフィック処理ユニットのような外部ソースからのOSDのビデオストリームを受信することも可能だ。

 ADIでは、OSDの設計用に独自のBlimp OSD開発ツールを提供する。同ツールは、設計者による設計やデバッグを支援するだけでなく、システムアプリケーションへ実際に組み込む前段階でのOSD描画のエミュレーションを可能にするという。OSD開発ツール上でのGUIベースの設計により、OSD開発ツールは外部SPIフラッシュメモリに格納されるOSDデータのリソース、システムアプリケーションに組み込まれるファームウェアを自動生成できる。

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