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16MビットnvSRAMを供給開始、ONFI1.0規格にも対応サイプレス 16MビットnvSRAM

サイプレス セミコンダクタ(以下、サイプレス)は、16MビットnvSRAM(不揮発性SRAM)ファミリを発表した。ONFI(Open NAND Flash Interface)1.0対応と、非同期パラレルインタフェース対応の製品を用意している。プログラマブルロジックコントローラ(PLC)やストレージ機器、ネットワーキング機器、航空機器、電子ゲームといった用途に向ける。

» 2014年05月09日 13時30分 公開
[EDN Japan]

 サイプレス セミコンダクタ(以下、サイプレス)は2014年5月、16MビットnvSRAM(不揮発性SRAM)ファミリを発表した。すでにサンプル出荷を始めており、2014年7月以降に量産を開始する予定だ。プログラマブルロジックコントローラ(PLC)やストレージ機器、ネットワーキング機器、航空機器、電子ゲームといった用途に向ける。

 16MビットnvSRAMは、アクセス時間が最小25nsと高速で、ONFI(Open NAND Flash Interface)1.0に準拠した製品と、非同期パラレルインタフェース対応の製品を用意している。ONFI(Open NAND Flash Interface)1.0対応のnvSRAMは、データバス幅が8ビットと16ビットがあり、電源電圧は3V、I/O電圧は1.8Vで動作する。パッケージは165端子のFBGAで供給する。

16MビットnvSRAMファミリの外観

 非同期パラレルインタフェース対応のnvSRAMには、リアルタイムクロック(RTC)付きとRTCなしの製品がある。データバス幅は8ビット、16ビットおよび32ビットの3タイプを用意した。パッケージは44端子TSOP II、48端子TSOP I、54端子TSOP IIおよび165端子FPGAで供給する。

 同社がnvSRAMと呼ぶメモリは、SRAM並みのアクセススピードを実現しつつ、不揮発性メモリとしての機能を備えている。例えば、電源の異常などが発生した場合に、それを検出してSRAMのデータをコピーし、不揮発性メモリエレメントへ自動的に保存する仕組みだ。電源が正常に復旧すればコピーされた保存データはSRAMに復元される。nvSRAMは、リード/ライト/リコールサイクルの制限がなく、データ保存期間は85℃で20年、65℃で150年と極めて長いのも特長である。

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