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車載ヘッドアップディスプレイ向け高出力赤色レーザーを発表――シャープシャープ GH0631IA2G

シャープは2014年10月、車載ヘッドアップディスプレイをはじめ小型プロジェクタなどのディスプレイの光源向け赤色半導体レーザーとして、光出力180mWを実現した「GH0631IA2G」を発表した。

» 2014年10月20日 16時15分 公開
[EDN Japan]

 シャープは2014年10月20日、車載ヘッドアップディスプレイ(HUD)をはじめ小型プロジェクタなどのディスプレイの光源向け赤色半導体レーザーとして、光出力180mWを実現した「GH0631IA2G」を発売すると発表した。同社では「シングルモード動作の波長638nm帯域の赤色半導体レーザとして業界最高の光出力」という。2014年10月21日からサンプル出荷を行い、同年12月22日から月産1万個で量産を実施する方針。サンプル価格は5000円(税込)。

 車載HUDは、安全運転をサポートするシステムとして普及拡大が見込まれ、光源として、高輝度で省エネ性に優れる高出力の半導体レーザーが求められている。

高温動作時も120mWの出力

 その中でシャープは、半導体レーザーチップの構造や材料の組み合わせを工夫することにより、25℃動作時180mWという大きな光出力を実現した新製品を開発。新製品は65℃の高温動作時でも、120mWの高出力を維持する。

 変換効率も33%で、「業界最高」(シャープ)という。「効率良く電気を光出力に変換するため発熱を抑制でき、搭載機器の放熱設計の簡略化や小型化に貢献する」(同社)としている。

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