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最大250kSPSのスループットを実現、ADIの低ノイズA-DコンバータADI AD7175-2

アナログ・デバイセズ(ADI)の「AD7175-2」は、ノイズが小さいレールツーレールのリファレンス入力バッファを内蔵した24ビットシグマ・デルタ型A-Dコンバータである。

» 2014年11月13日 13時05分 公開
[EDN Japan]

 アナログ・デバイセズ(ADI)は2014年11月、ノイズが小さいレールツーレールのリファレンス入力バッファを内蔵した24ビットシグマ・デルタ型A-Dコンバータ「AD7175-2」を発表した。高い精度が要求される計測器や、プロセス制御システムなどの用途に向ける。

 AD7175-2は、サンプリングレートが20サンプル/秒(SPS)で24ノイズフリービット、250kSPSでは17.2ノイズフリービットを達成するなど、従来品に比べて広いダイナミックレンジを実現した。これにより、微細な信号測定が可能となる。また、20μsのセトリングタイムで1チャネルあたり50kSPSのスキャンレートを達成するなど、競合品と同じ消費電力であれば、2倍のスループットを実現したという。

AD7175-2の特性と外観

 この他、入力チャネルとしては、2個の差動または4個のシングルエンドチャネルを搭載しており、それぞれチャネルごとにユーザー設定が可能である。動作温度範囲は−40〜105℃に対応した。パッケージは24端子TSSOPで供給される。米国における価格は、1000個購入時で単価が11.85米ドルとなっている。

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