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USB3.1の規格適合試験を迅速に実行、レシーバテストの手順をすべて自動化テクトロニクス USB3.1統合テストソリューション

テクトロニクスは、最新のUSB3.1規格に対する設計検証を迅速に行うことができる「統合テストソリューション」を販売する。USB3.1コンプライアンステストが必要となる用途に向ける。

» 2015年01月23日 08時00分 公開
[EDN Japan]

 テクトロニクスは2015年1月、最新のUSB3.1規格に対する設計検証を迅速に行うことができる「統合テストソリューション」を販売すると発表した。USB3.1コンプライアンステストが必要となる用途に向ける。

 USB3.1統合テストソリューションは、すでに発表しているUSB3.1およびUSB2.0のテスト機能を強化する製品となる。新たに追加されたのは、データレート10G ビット/秒をサポートする「USB3.1レシーバテストソリューション」、「USB PD(Power Delivery)テストソリューション」および「USB Type-Cケーブルテストソリューション」である。

 USB3.1レシーバテストソリューションは、同社の「BERTScopeビットエラーレートアナライザ」の新たな機能である「BSAUSB31」によって、レシーバテストを大幅に簡素化することができるという。このソリューションを用いると、レシーバに対して「SJ」や「RJ」、「SSC」、「コンプライアンスチャネルの信号減衰」など、USB3.1のストレス信号を出力することができるという。

 USB PDテストソリューションは、Granite River Labsと共同開発したGRL-USB PDソフトウェアを用いて、電源供給仕様の第5章に記載されたPHYレイアテストを行うことができる。テスト項目として、「立ち上り/立ち下り時間」、「トランスミッタ/レシーバのアイマスク」などが含まれている。さらに、詳細なデバッグ/解析に必要なBMC(Binary Mark Coded)信号のパターン・デコード機能も搭載した。

 USB Type-Cケーブルテストソリューションは、2014年8月にUSB-IF(USB Implementer’s Forum)が発表したUSB Type-Cコネクタ仕様に基づくテストを行うことができる。推奨されているテスト機器には、同社のサンプリングオシロスコープ「DSA8300」やTDRモジュール「80E10B型」のほか、Sパラメータ解析ソフトウェアやSIフィクスチャキット、コンプライアンスツールなどが含まれている。

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