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位相ジッタ最大値400フェムト秒の高性能水晶発振器IDT XU/XLファミリー

IDTは、高性能・低位相ジッタの水晶発振器「XU/XLファミリー」を発表した。位相ジッタは、通常で300フェムト秒、最大値で400フェムト秒となる。

» 2015年02月02日 10時10分 公開
[EDN Japan]

 IDTは2015年1月、高性能・低位相ジッタの水晶発振器「XUファミリー」と「XLファミリー」を発表した。ネットワーキング、通信、データI/O、ストレージ、サーバなどの用途向けとなる。

対応周波数16kHz〜1.5GHz

 XU/XLファミリーは、12kHz〜20MHzの積分範囲で、RMS位相ジッタが通常で300フェムト秒、最大値で400フェムト秒という特性を持つ。周波数は16kHz〜1.5GHzの範囲でカスタマイズでき、周波数誤差は+/−20ppmと低い。また、温度範囲は−40〜+85℃と広範になっている。

 出力は、LVPECL/LVDS/HCSL/HCMOS(XUのみ)に対応し、動作電圧は3.3V/2.5V/1.8V(XUのみ)。パッケージは、業界標準の7×5mm、5×3.2mm、3.2×2.5mm(XLのみ)を用意した。

「XUファミリー」(上)と「XLファミリー」(下)

 同社では、市場投入までの時間を短縮するため、周波数をカスタムした発振器の迅速な発送に取り組んでいるという。これにより、これまで他のベンダーでは数カ月掛かっていた納入期間を2週間以内に短縮できるとしている。

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