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MIPI-CSI2出力インタフェース内蔵のアナログ・ビデオ・デコーダインターシル TW9992

インターシルは、MIPI-CSI2出力インタフェースを内蔵したアナログ・ビデオ・デコーダ「TW9992」を発表した。車載用リアカメラからのシングルエンド入力と差動入力のコンポジット・ビデオ入力に対応している。

» 2015年06月15日 09時30分 公開
[EDN Japan]

 インターシルは2015年6月、SoCプロセッサとの互換性を持つMIPI-CSI2出力インタフェースを内蔵した、アナログ・ビデオ・デコーダ「TW9992」を発表した。

直接差動CVBS入力に対応

 TW9992は、車載用リアカメラからのシングルエンド入力と、差動入力のコンポジット・ビデオ入力に対応した車載用ビデオ・デコーダ。直接差動CVBS入力に対応したことで、差動信号をシングルエンド信号に変換するため、車載リアカメラに配置されていた外付けのオペアンプを不要にした。

 内蔵のMIPI-CSI2インタフェースは、SoCとのインタフェースが容易で設計を簡素化すると同時に、システムのEMIを低減できる。また、自動コントラスト調整(ACA)イメージ・エンハンス機能では、画像の輝度やコントラストの自動的な増減ができ、視認性および安全性が向上した。色相、輝度、彩度、コントラスト、シャープネスのプログラミングも可能になっている。

 出力ロジック対応範囲は1.8〜3.3Vで、各差動入力チャネルには、バッテリ・ショートとグランド・ショート検出機能を内蔵した。パッケージは32ピンのウェッタブル・フランクQFNパッケージで、1000個購入時の単価は3米ドルとなる。

TW9992のイメージ

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