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静電容量0.022μFを実現、0201サイズ積層セラミックコンデンサ太陽誘電 AMK021BJ223MK

太陽誘電の「AMK021BJ223MK」は、0201サイズ(0.25×0.125×0.125mm)で静電容量0.022μFを実現した積層セラミックコンデンサである。ウェアラブル機器などにおいて、さらなる小型/薄型化を可能とする。

» 2015年06月26日 13時30分 公開
[EDN Japan]

 太陽誘電は2015年6月、0201サイズ(0.25×0.125×0.125mm)の積層セラミックコンデンサに、静電容量0.022μFを実現した新製品「AMK021BJ223MK」を追加し、量産を開始した。スマートフォンやウェアラブル機器などのIC電源ライン向けデカップリング用途に向ける。

 AMK021BJ223MKは、独自の材料技術やシート薄膜技術、印刷技術、積層技術などのさらなる高度化を図った。これにより、0201サイズの従来品では0.01μFだった静電容量を、2.2倍も向上させることができた。同社は「0201サイズの積層セラミックコンデンサで0.022μFの静電容量を実現したのは世界初」と主張する。定格電圧は4.0V、温度特性はX5Rである。2015年6月より量産を開始した。サンプル価格は10円。

積層セラミックコンデンサの外観(左側から順に0201サイズ、0402サイズ、0603サイズ、1005サイズ)

 スマートフォンを始め、時計型やメガネ型、リストバンド型などさまざまな形状で、多機能なウェアラブル機器が登場している。このため搭載する電子部品に対しても、特性に優れた小型/薄型部品の要求が高まっている。新製品は0402サイズ品からの置き換えが可能なことから、同社では機器の小型化/薄型化に貢献できるとみている。

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