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設定を可変できる統合型ゲート・ドライバ日本TI DRV8701

日本テキサス・インスツルメンツは、可変電流ドライブ機能を内蔵した統合型ゲート・ドライバ「DRV8701」を発表した。可変のゲート・ドライブ機能や複数の保護機能などにより、1個のデバイスで最大45個の個別部品の置き換えができる。

» 2015年07月14日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 日本テキサス・インスツルメンツは2015年7月、可変電流ドライブ機能を内蔵した統合型ゲート・ドライバ「DRV8701」を発表した。

 DRV8701は、ゲート・ドライブ設定を可変できるブラシ付きDCモーター用ゲート・ドライバICとなる。可変のゲート・ドライブ機能や複数の保護機能、その他の構成部品の統合などにより、1個のデバイスで最大45個の個別部品の置き換えを可能にした。

 また、幅広い外付けFET(電界効果トランジスタ)を駆動でき、FETのスルーレート調整のためのゲート駆動電流のスケーリングやシステムのEMI(電磁妨害)性能の最適化などにも対応。外付けの抵抗やコンデンサも必要ない。

統合型ゲート・ドライバ「DRV8701」のイメージ

基板実装面積を40%縮小

 さらに、LDO(低ドロップアウト)レギュレータ、電流センス・アンプ、保護機能を統合したことで、他製品に比べてシステムの基板実装面積を40%縮小した。システムの信頼性向上のため、電圧低下ロックアウト、過電流、貫通電流、過熱シャッドダウン保護の他、チャージポンプの電圧低下、外付けFET保護のためのFETのVDSモニタなどの保護回路を含む、保護機能をオンチップに統合した。

 モーター電源電圧範囲は5.9〜45Vと広く、業界標準の12V/24Vの電源電圧にも対応できる。1000個受注時の単価は0.92米ドルからで、パッケージは4×4mmのQFN PowerPADパッケージとなる。

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