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静電容量式タッチ感知に対応のIoT向けマイコンシリコンラボ EFM8SB1 Sleepy Bee

シリコン・ラボラトリーズは、EFM8 8ビットMCUポートフォリオの新製品として、静電容量式タッチ感知に対応するマイクロコントローラ(MCU)「EFM8SB1 Sleepy Bee」を発表した。従来のQFNパッケージで提供する8ビットMCUに比べ、1/4に小型化している。

» 2015年09月08日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 シリコン・ラボラトリーズは2015年8月、EFM8 8ビットMCU ポートフォリオの新製品として、静電容量式タッチ感知に対応するマイクロコントローラ(MCU)「EFM8SB1 Sleepy Bee」を発表した。タッチベースのバッテリー駆動で容積の限られたIoTでの用途や産業用途に向ける。

 EFM8SB1は、1.78×1.66mmのWLCSP(Wafer Level Chip Scale Package)で供給。従来のQFNパッケージで提供する8ビットMCUに比べ、1/4に小型化している。同社の8ビットMCUの中で最も省エネルギーで、全メモリ保持とブラウンアウト検出時で50nAのスリープモード電力と、2μsの短いウェークアップ時間を達成した。

アナログとデジタル両方のペリフェラルに対応

 EFM8SB1は、「クラス最高」(同社)の静電容量式感知コントローラを搭載し、1μA未満の超低消費電力でのウェークアップ機能と12の静電容量式タッチ・チャネルを利用できる。容積制限が厳しい製品でオン/オフ・スイッチが不要になるという。

 コア・スピードは25MHzまで高速化でき、フラッシュのサイズは2〜8kバイト。特許取得のクロスバーテクノロジにより、豊富な種類のアナログペリフェラルやデジタルペリフェラルに対応し、これらを混在して使用できる。

省エネルギータッチ感知マイクロコントローラ「EFM8SB1 Sleepy Bee」

 静電容量式感知プロファイラやライブラリなどのSimplicity Studioツールに対応しており、開発者は静電容量式感知プロファイラを使用して、静電容量式感知ボタンのリアルタイムデータやノイズレベルを視覚化できる。タッチのあり/なしのしきい値や、ノイズのフィルタ処理の設定も簡単にカスタマイズ可能だ。1万個注文時の単価は0.47米ドルで、EFM8SB Sleepy Beeスターターキットの価格は29米ドルとなっている。

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