メディア

闇夜の心強い味方“ココライト”の作り方Wired, Weird(1/3 ページ)

今回は、周囲が暗くなると数秒に1回、優しく光るオリジナルライト“ココライト”の仕組みと作り方を紹介する。暗闇でもあると安心なこのライト。ご両親などへのプレゼントにも最適です。

» 2015年10月14日 11時45分 公開

「Wired, Weird」連載一覧

ここにライトがある⇒“ココライト”

 “ココライト”は“ここにライトがある”という意味で個人的に勝手に付けたオリジナルライトの名前だ。“ココライト”は周囲が暗くなると、数秒間に1回の割合で瞬灯しライト自体の所在を教える便利なライトだ。まずは動画で“ココライト”の動作を説明しよう。周囲が暗くなるとライトが瞬灯するのが分かるだろう。動画では、ライトの後ろに置いた箱で光電センサーが遮光されると点滅し、箱を外すと明るくなって消灯することが分かる。

動画が取得できませんでした
図1 “ココライト”の動画。ライトの後ろに置いた箱で光電センサーが遮光されると点滅し、箱を外すと明るくなって消灯する

 最近は、環境保護を目的に太陽光、風力、地熱の自然エネルギーによる発電が増えた。しかし太陽光発電は昼間しか発電できないので、夜間の電源供給は火力発電や原子力発電に頼らざるを得ない。もし夜間に停電が発生したら、明かりはなく真っ暗闇の世界になる。こんな時はロウソクに火をつけて小さな明かりを確保すれば、少しは安心できる。しかし、万一、地震がなどでモノが散乱したような状況で、停電した場合には、ロウソクやライターの在りかを暗闇で探し出すことは難しいはずだ。

 “ココライト”はこんなに役に立つ便利なライトだ。周囲が暗くなると数秒に1回瞬灯するので、ライトの在りかはすぐ分かる。手元にライトを確保できれば、ライトのスイッチを押し足元や周囲を照らし、安全に行動を起こすことができる。

 “ココライト”を4年ほど前に母にプレゼントしたが、母はいつも枕元に置き夜に起きてトイレに行く時に使っていたようだ。4年間も電池を交換しなかったが、その役目を果たしてくれた。

 “ココライト”は電池の寿命を長くするため、消費電流を極力小さくしたことが一番のポイントだ。今回は“ココライト”の作り方を紹介しよう。まずは“ココライト”の基板の写真を図2に示す。

図2 “ココライト”の基板
       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

RSSフィード

公式SNS

EDN 海外ネットワーク

All material on this site Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
This site contains articles under license from AspenCore LLC.