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32/64bitを追加した高性能MIPS Warrior CPUイマジネーション・テクノロジーズ

イマジネーション・テクノロジーズは、MIPS Warrior CPUのラインアップに、組み込み32ビットMクラスCPU「M6200」「M6250」と64ビットPクラスCPU「P6600」を追加した。

» 2015年11月30日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 イマジネーション・テクノロジーズは2015年11月、MIPS Warrior CPUのラインアップに、組み込み32ビットMクラスCPU「M6200」「M6250」と、64ビットPクラスCPU「P6600」を追加したと発表した。

64ビットPクラスCPU「P6600」 (クリックで拡大) 出典:イマジネーション・テクノロジーズ

 M6200/M6250は、MクラスファミリのMCU/MPU用プロセッサの最新製品である。有線/無線モデム、GPU制御プロセッサ、フラッシュおよびSSDコントローラ、パケット処理、モータ制御、音声処理など、高い性能と広いアドレス空間を必要とする分野の高性能組み込み設計に対応する。

優れた演算処理性能と面積効率

 6ステージパイプラインを実装し、MIPS microAptiv CPUよりも30%高い周波数で動作する。DSPおよびSIMD機能を内蔵し、アプリケーションの信号処理要件に対応。また、microMIPS r6命令セット・アーキテクチャ(ISA)をサポートし、優れたコード圧縮率とコンパクトなメモリフットプリントを可能にした。ECCとパリティ保護を含むデータ整合機能、AMBA APBデバッグ・インタフェースを備えるため、JTAG、マルチコア、ミックストコアのデバッグができるという。

 P6600は、16ステージマルチイシューアウトオブオーダー(OoO)パイプラインを実装した高性能64ビットCPUで、優れた演算処理性能と面積効率が特長。32ビットP5600CPUを基に開発され、128ビット MIPS SIMDアーキテクチャ(MSA)をサポートすることで、マルチメディアアプリケーションのベクトル演算を効率的に並列処理できる。フルアソシアティブレベル1 BTB(分岐ターゲットバッファ)と改良されたレベル2 キャッシュサブシステムを備え、洗練された分岐予測を可能にした。

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