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RMSジッタ性能90フェムト秒の差動オシレータ日本TI LMK61XXファミリ

日本テキサス・インスツルメンツは、固定周波数の差動オシレータ「LMK61xx」ファミリを発表した。12kHz〜20MHzの周波数で、90フェムト秒のRMSジッタ性能を備えた。

» 2015年12月22日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 日本テキサス・インスツルメンツは2015年12月、固定周波数の差動オシレータ「LMK61xx」ファミリを発表した。90フェムト秒のジッタ特性を備え、シグナルインテグリティの最適化やデータ伝送エラーの低減に貢献する。

 同ファミリの周波数は、12kHz〜20MHzで90フェムト秒のRMSジッタ性能を備えている。通信、計測、医療用機器などの信頼性やシステムマージンを向上できるという。

スタートアップ周波数をカスタマイズ可能

 同ファミリは、I2CインタフェースやEEPROM経由でスタートアップ周波数を容易にカスタマイズできる。また、プログラマブルとピン割当てが可能で、固定周波数を各デバイスに提供するほか、ピン割当てデバイスは最大7種類の独立した周波数や出力型式を1つのデバイスに統合できるとしている。周波数マージニングは、ファイン/コアース(微調整/粗調整)をグリッチレスで提供。出力型式はLVPECL(低電圧疑似エミッタ結合ロジック)、LVDS(低電圧差動シグナリング)、HCSL(高速電流ステアリングロジック)などを提供し、周波数範囲は10MHz〜1GHzに対応した。

差動オシレータ「LMK61xx」ファミリ

 ラインアップは11種で、いずれも7×5mmの小型パッケージで供給する。1000個購入時の単価は、100MHz/125MHzのオシレータが4.10米ドル、156.25MHzのオシレータが5.30米ドル、312.5MHzのオシレータが6.10米ドル、ピン設定オシレータが7.50米ドル、フルプログラマブルオシレータが10.50米ドルとなる。

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