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5種類の測定器搭載、ハンドヘルドオシロスコープローデ・シュワルツ・ジャパン R&S Scope Rider

ローデ・シュワルツ・ジャパンは2016年1月、5種類の測定器を1つの筐体に搭載した、絶縁型ハンドヘルドオシロスコープ「R&S Scope Rider」を発表した。

» 2016年01月18日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 ローデ・シュワルツ・ジャパンは2016年1月、開発用途にも対応できる絶縁型ハンドヘルドオシロスコープ「R&S Scope Rider」を発売した。5種類の測定器を1つの筐体に搭載したことで、さまざまな試験に対応できるという。

 同クラスのオシロスコープでは初めて、デジタルトリガーシステムを搭載。33種類の自動測定機能、マスク試験、XYリサージュ機能をサポートした。8個のデジタルチャンネルにより、ロジックアナライザ、トリガー/デコーディングが可能なプロトコルアナライザー、データロガー、デジタルマルチメーターとしても使用できる。

10ビットのA-Dコンバータを搭載

 同製品は、同社が開発した10ビットのA-Dコンバータを搭載し、縦軸の分解能が向上している。波形更新速度は5万回/秒。アナログ信号の入力帯域は、全ての入力チャンネルで最高500MHz帯域を確保した。Micro SDカードやUSB、イーサネットのポートをサポートするため、データの保存と転送も容易に可能だ。無線LANも搭載し、高電圧環境下でも、スマホやラップトップPCからリモートコントロールでデータを取得できるという。

絶縁型ハンドヘルドオシロスコープ「R&S Scope Rider」

 同製品のバッテリーは最長4時間の駆動が可能で、質量は2.4kg。筐体はIP51保護等級をクリアし、軍用規格に準拠した全ての機械的負荷試験にも合格している。IEC61010-1で規定されるCAT IV 600VやCAT III 1000Vで定格化された絶縁性能も満たしており、厳しい環境下での現場作業にも対応できるとしている。

 ラインアップは、60MHz/100MHz/200MHz/350MHz/500MHzの各帯域。2チャンネルと4チャンネルモデル、ミックスドシグナル機能搭載モデルを用意し、計20種を提供する。本体価格は、32万1000円(税別)となっている。

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