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基板投影面積「業界最小」0.4mmピッチコネクター富士通コンポーネント FCN-290形

富士通コンポーネントは、端子ピッチ0.4mmのフローティングコネクター「FCN-290形」を開発した。フローティング量はXY方向±0.5mmを保証している。

» 2016年01月22日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 富士通コンポーネントは2016年1月、端子ピッチ0.4mmのフローティングコネクター「FCN-290形」を開発したと発表した。デジタル一眼レフカメラや決済端末、ポータブル医療機器などの振動が予想され、高い信頼性が求められる機器に対応するという。

 FCN-290形は、コネクターの実装ズレを吸収するフローティング機構を搭載。80極の場合、プラグが5.65×20.3mm、ソケットが6.6×21.8mmで、0.4mmピッチフローティングコネクターでは「業界最小」(同社)という基板投影面積となっている。

接触端子の摺動距離1.45mm

フローティングコネクター「FCN-290形」

 フローティング量は縦横方向それぞれ±0.5mmを保証し、プラグコネクターには、こじりに強い独自形状の接触端子を採用している。接触端子の摺動距離は1.45mmで、接触面を最大化したことで、ズレや異物による接触障害を低減し、電気的接触信頼性を高めた。

 定格電流は0.4A dc/pin、接触抵抗は80mΩ以下、絶縁抵抗は100MΩ以上で、使用温度範囲は−40℃〜85℃。現在、80極ライトアングルプラグ/80極ストレートソケットのサンプルを提供中で、2016年下期から量産を開始する予定である。価格はオープンとなっている。

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