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銅メッシュセンサーを使用した静電容量タッチパネルSMK Wing Touch MM

SMKは、銅メッシュセンサーを利用した静電容量方式タッチパネル「Wing Touch MM」を開発した。透明導電膜ITOセンサーに比べて抵抗値が低く、導電性が高いため、タッチ入力の検出精度や反応速度を向上できる。

» 2016年09月01日 09時00分 公開
[EDN Japan]

画面の大型化に対応

 SMKは2016年8月、大型/曲面に対応する静電容量方式タッチパネル「Wing Touch MM」を開発したと発表した。中大型表示機器用として銅メッシュセンサーを採用し、工作機械などのFA機器や事務機、POS、デジタルサイネージ機器などの用途に活用できる。

静電容量方式タッチパネル「Wing Touch MM」

 Wing Touch MMが使用する銅メッシュセンサーは、従来の透明導電膜ITOセンサーに比べて抵抗値が低く、導電性が高いため、タッチ入力の検出精度や反応速度を高めることができる。柔軟性も高く、曲面カバーパネルと貼り合わせることで、凸面/凹面にも対応が可能だ。

 さらに、PETフィルム上の金属箔のパターニングにより、メッシュ状のセンサーと配線部分を一括で形成。構成材料/工程をシンプルにでき、画面の大型化を可能にした。

 使用/保存温度範囲は−25〜+70℃で、透過率は86%となる。画面サイズは、10〜34インチまで対応できる。発売は2016年11月の予定で、カスタム仕様のみのため、仕様によって価格は異なる。

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