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発電量を30%増大させるセルオプティマイザーマキシム セルストリングオプティマイザー

Maxim Integrated Productsは2016年9月、太陽電池パネルの発電量を30%増大させるセルストリングオプティマイザを発表した。最大電力点追従(MPPT)を実行する初の集積型パワーICだ。

» 2016年09月15日 09時00分 公開
[EDN Japan]

発電量30%増に

セルストリングオプティマイザの製品外観

 Maxim Integrated Productsは2016年9月、太陽電池(PV)パネルの発電量を30%増大させるセルストリングオプティマイザーを発表した。パワー半導体技術をベースとし、最大電力点追従(MPPT)を実行する初の集積型パワーICとなる。

 同製品は、各バイパスダイオードをMPPTデバイスに置き換える。性能不整合に対するオン/オフ応答が除去され、他のセルストリングの電力生成能力に干渉することなく、各セルストリングが最大電力を生成する。モジュール不整合、劣化、汚れの付着、日陰損失などの要因に基づく性能低下が回避され、バイパスダイオードに比べ30%多い電力を提供。ホットスポットを除去し、電力低下メカニズムの影響を最小限に抑える。

 また、柔軟性が高く、複数のストリング長、複数の方向の組み合わせが可能で、モジュールが部分的に日陰となる領域にも拡張できる。あらゆる機能のソリューションが内蔵されており、ハードウェアの追加や特殊なインバーター、データサービスを必要としないので、設計の簡素化に貢献するとしている。

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