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3種の検知極切り替えが可能なホールスイッチICSIIセミコン S-5718シリーズ

エスアイアイ・セミコンダクタは、1つのICで、両極検知、S極検知、N極検知の3つの動作が行えるホールスイッチIC「S-5718」シリーズを発表した。マイコンと組み合わせれば、接近した磁石の極性の判別が可能になる。

» 2017年05月02日 09時00分 公開
[EDN Japan]

SWP端子信号の切り替えで動作を変更

 エスアイアイ・セミコンダクタは2017年4月、1つのICで両極検知、S極検知、N極検知の3つの動作が行えるホールスイッチIC「S-5718」シリーズを発表した。マイコンと組み合わせれば、接近した磁石の極性の判別が可能になる。

 S-5718シリーズはSWP端子信号をHigh-Z、High、Lowに切り替えることで、両極検知、S極またはN極のみを検知する動作へ切り替えることができる。

ホールスイッチIC「S-5718」シリーズ

 磁気感度は1.8mT、3mT、4.5mT。駆動周期は5.7ミリ秒、50.5ミリ秒、102.1ミリ秒。ヒステリシス幅はスタンダード品とワイド品から選択が可能で、特にワイド品は、磁石の距離が変化しやすい環境でも安定した出力結果が得られる。

 電源電圧は1.45〜3.6Vで、消費電流はアウェイクモード時が640μA、スリープモード時が0.78μA。出力電圧は、入力端子の状態に応じた極性の磁束密度の強弱を検知して変化する。

 パッケージは1.6×1.2×0.5mmのSNT-4Aを採用。携帯電話やスマートフォン、PC、ウェアラブル機器、家庭用電気製品などに向くという。同社では、2017年度に年間200万個の販売を目指すとしている。

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