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温度、電圧、ひずみの計測も可能なデータロガーアドバンテスト AirLogger WM2000シリーズ

アドバンテストは、小型の無線データロガー「AirLogger」に、温度、電圧、ひずみの計測に対応した「WM2000」シリーズを追加した。PC通信ユニット1個に、測定ユニットを最大100個接続できる。

» 2017年05月16日 09時00分 公開
[EDN Japan]

温度、電圧、ひずみを同時測定

 アドバンテストは2017年4月、小型の無線データロガー「AirLogger」に、温度、電圧、ひずみの計測に対応した「WM2000」シリーズを追加した。複数ポイントを同時に測定できる他、各種計測同期モニタリングにより作業効率が向上する。

 WM2000シリーズでは、温度と電圧、ひずみを測定する2つのユニットを装備した。PC通信ユニット1個に測定ユニットを最大100個接続可能で、温度、電圧、ひずみの異なる測定ユニットを同時に接続できる。そのため、用途に合わせて計測を組み合わせることも可能だ。

無線データロガー「AirLogger WM2000」シリーズのイメージ

 温度と電圧の測定ユニットには電圧出力型の各種センサーを搭載し、湿度や照度、圧力、風速などの計測にも対応。2チャンネルと7チャンネルの2タイプをそろえ、7チャンネル仕様では従来製品に比べて1チャンネル当たりの大きさが約6割低減した。

上段左から、2チャンネルの温度と電圧の測定ユニット、7チャンネルの温度と電圧の測定ユニット、ひずみの測定ユニット

 同時測定ポイント数は、温度と電圧の測定が最大700ポイント、ひずみの測定が最大100ポイント。メモリ機能も強化し、無線通信が不安定な場所でも測定ユニットに搭載したメモリがデータを保持し、電波の復旧に伴ってデータを補完する。

 1個当たりの価格は、温度と電圧の測定ユニットの2チャンネルタイプが6万円、7チャンネルタイプが15万円、ひずみの測定ユニットが5万円。各測定ユニット共通のPC通信ユニットは5万円となっている。

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