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3.4×3.2mmのスイッチ付きロータリーエンコーダー村田製作所 micro ES

村田製作所は、外形3.4×3.2×2.3mmのスイッチ付き小型ロータリーエンコーダー「micro ES(マイクロイーエス)」を開発した。独自の技術を活用し、インクリメンタル型ロータリーエンコーダーとタクトスイッチを一体化した。

» 2017年09月07日 09時00分 公開
[EDN Japan]

世界最小の3.4×3.2×2.3mmサイズ

スイッチ付きロータリーエンコーダー「micro ES」

 村田製作所は2017年8月、外形3.4×3.2×2.3mmのスイッチ付き小型ロータリーエンコーダー「micro ES(マイクロイーエス)」を開発したと発表した。現在サンプルを提供中で、量産開始は同年12月の予定。スマートウォッチやBluetooth対応ヘッドセット、スマートグラスなど、ウェアブルデバイスでの用途を見込む。

 同社の精密加工技術やモジュール化技術を活用し、インクリメンタル型ロータリーエンコーダーとタクトスイッチを一体化した。同社によると、3.4×3.2×2.3mm(突起部を除く)のサイズは世界最小になるという。また、小型ながら、クリック感触、2相のパルス出力、プッシュスイッチ機能を備えた。

micro ESの出力信号波形

 出力形態はA相とB相の2出力で、出力数は1相あたり6パルス/360度、位相差は15度±10度、クリック数は12クリック/360度。タクトスイッチの作動力は1.6±0.5Nとなる。エンコーダーとスイッチはいずれも10万回を保証し、使用温度範囲は−30〜85℃に対応する。

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