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省電力機能を強化した920MHz帯マルチホップ無線OKI SmartHop SR

沖電気工業は、920MHz帯マルチホップ無線「SmartHop SR無線モジュール」の機能を強化し、高度なスリープ制御による省電力機能を追加した。親機に省電力機能を追加し、データ収集装置の長期間の電池駆動が可能になった。

» 2017年09月21日 09時00分 公開
[EDN Japan]

省電力機能により長期間の電池駆動に対応

 沖電気工業(OKI)は2017年9月、920MHz帯マルチホップ無線「SmartHop SR無線モジュール」の機能を強化し、高度なスリープ制御による省電力機能を追加したと発表した。IoT(モノのインターネット)市場の機器ベンダー向けに提供し、2020年までに20万台の販売を目指す。価格はオープンとなっている。

920MHz帯マルチホップ無線「SmartHop SR無線モジュール」

 SmartHop SR無線モジュールは、電波到達性に優れた920MHz帯無線と省電力のマルチホップ中継機能に対応している。変調方式はGFSKを採用。データ転送速度は100kビット/秒で、IEEE 802.15.4g/ARIB STD-T108規格に準拠している。

 今回の機能強化では、親機に省電力機能を追加。これにより、10年以上という長期間の電池駆動が可能になった。無線モジュールが同機能を自動で制御するため、ユーザーは複雑なマルチホップや省電力機能のソフトウェアを独自に開発する必要がないという。

 また、無線機間の通信で優先したい通信経路を固定化する機能を追加し、意図した通信経路のネットワーク構築にも対応可能となった。

 追加機能は「ソフトウェアバージョンV2.0」としても提供するため、従来のSR無線モジュールにも適用できる。

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