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接点部品(4)――SWのディレーテング中堅技術者に贈る電子部品“徹底”活用講座(25)(3/3 ページ)

» 2018年11月27日 10時00分 公開
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SW回路を使用した場合の注意点

 表1にSWを用いた場合の思わぬ落とし穴的な注意事項をまとめました。

表1:SW使用時の注意事項
*)JIS用語では「バウンス」に該当する現象ですが従来から「チャタリング」の用語を用いてきましたのでここでもチャタリングとします。

 SWについては今回で終了し、次回からは接点を有する部品の一つであるリレーについて説明します。

執筆者プロフィール

加藤 博二(かとう ひろじ)

1951年生まれ。1972年に松下電器産業(現パナソニック)に入社し、電子部品の市場品質担当を経た後、電源装置の開発・設計業務を担当。1979年からSPICEを独力で習得し、後日その経験を生かして、SPICE、有限要素法、熱流体解析ツールなどの数値解析ツールを活用した電源装置の設計手法の開発・導入に従事した。現在は、CAEコンサルタントSifoenのプロジェクト代表として、NPO法人「CAE懇話会」の解析塾のSPICEコースを担当するとともに、Webサイト「Sifoen」において、在職中の経験を基に、電子部品の構造とその使用方法、SPICE用モデルのモデリング手法、電源装置の設計手法、熱設計入門、有限要素法のキーポイントなどを、“分かって設計する”シリーズとして公開している。


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