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車載グレードのポリマータンタルコンデンサートーキン T598シリーズ

トーキンは、車載グレードのポリマータンタルコンデンサー「T598」シリーズを発表した。高温信頼性に加え、長寿命、高静電容量電圧定格、超低等価直列抵抗、高体積効率などの性能を備える。

» 2019年07月18日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 トーキンは2019年6月、車載グレードのポリマータンタルコンデンサー「T598」シリーズを発表した。高温信頼性に加え、長寿命、高静電容量電圧定格、超低等価直列抵抗(ESR)、高体積効率、クラス最高のリップル性能などの性能を備える。

 車載スーパーコンピューティング、モビリティサービス、コネクティビティ、インフォテインメントをはじめ、先進運転支援システム(ADAS)、自動運転、デジタル化などの自動車業界における要件と新たな課題に適応する。

ポリマータンタルコンデンサー「T598」シリーズ

125℃で2000時間の高温信頼性

 AEC-200に準拠し、最大470μFの大容量、2.5〜50VDCの定格電圧を有する。また、ESRは10mΩ以下と低く、ADASに使用されるメインプロセッサや画像処理用プロセッサのデカップリング用キャパシターとして適している。複数の部品を必要とする現行技術に対して、1つの部品による置き換えが可能で、基板面積とコストを削減できる。

 125℃で実使用環境下において約15年に相当する2000時間という安定した性能を維持し、死角検出、車間距離制御装置、衝突被害軽減ブレーキなどのADAS機能から、エアバッグ乗員検出、アラームシステム、横滑り防止装置などの安全システムに至る車両アプリケーションの要件に適合する。

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