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外乱磁界補正とSPI搭載の3DポジションセンサーTDK HAL3900

TDKミクロナスは、外乱磁界補正を備えた3Dホールポジションセンサー「HAL 39xy」ファミリーに、SPIインタフェースをサポートする「HAL3900」を追加した。1つのデバイスで、3D磁界計測や直線位置検出など4種類の計測ができる。

» 2019年11月06日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 TDKミクロナスは2019年10月、外乱磁界補正を備えた3Dホールポジションセンサー「HAL 39xy」ファミリーに、SPIインタフェースをサポートする「HAL3900」を追加した。現在、サンプルを出荷中で、量産開始は2020年4〜6月を予定している。

3Dホールポジションセンサー「HAL3900」

1つのデバイスで4種類の計測が可能

 外乱磁界補正とSPIインタフェースを備え、計測データをSPIインタフェースを介して転送する。X軸、Y軸、Z軸を使用した3D磁界計測が可能で、磁界を正確に計測するだけでなく、1カ所で3方向の磁界を計測できる。

 他に、ISO 11458-2基準を満たす直線位置検出や360度回転角度検出、磁場振幅勾配を含む外乱磁界補正を施した180度角度検出などの計測に対応。角度エラーは回転角度に対して±0.6度、磁界振幅範囲は10〜130mT。−40〜+160℃の温度範囲で動作する。

 デバイスはASIL B対応ISO 26262に準拠したSEooC(Safety Element out of Context)に基づいて設計され、平均消費電流を低減するスリープモードを備える。パッケージはSOIC-8を採用。セレクターやギアシフター、トランスミッションシステム、ステアリング、組み込みマイクロコントローラーを備えたアクチュエーターなどの用途を見込む。

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