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» 2020年06月09日 10時00分 公開

電解液でひどく腐食した片面基板の修理【後編】Wired, Weird(2/3 ページ)

[山平豊(NSS九州),EDN Japan]

部品交換し、ランド/パターンも補強

 図5で取り外した電解コンデンサーとレギュレーターのランドも剥げかかっていたので部品のリードを利用して、剥離したパターンの補強も行った。またランドを補強するために、ランドに鉛ハンダを追加して剥がれを防止した。腐食した周辺のパターンにつながっている抵抗、トランジスタの特性を部品テスター「LCR-T4」で確認したが正常だった。

図5:部品交換後のハンダ面

 本体に組み込み、基板の主要部分の電圧を測定した。右上の電源接続のコネクターの電圧は1,2端子にDC43V、3,4端子にAC17Vで、整流後のDC18Vの電圧が電解コンデンサーとレギュレーターに接続され、出力はDC14.8Vの電源でレギュレーターは正常に動作した。

 次に本体に組み込んでモーター出力の電圧を確認し、つまみを回して出力電圧が変わるかどうかを確認した。図6に示す。

図6:出力電圧を確認した様子

 図6で右下の出力コネクター(黄と黒の配線)にローターの代わりに220Ωの抵抗を接続し端子電圧をテスターとオシロスコープで確認した。出力電圧は機器の右上のつまみで設定されていた。

 図6上左図はつまみが一番左側にある時で出力電圧は1.2Vでオシロスコープには交流波形が見えた。上右図はつまみを少し回して出力電圧5.8Vの時の様子だがオシロスコープには直流+交流の波形が見えた。下図はつまみを3分の1程度に回した時の電圧で直流のみの10.3Vが出力波形された。この結果で直流モーターの回転は正常に制御できると思われた。

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