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» 2020年06月10日 09時00分 公開

京都セミコンダクター KPMC29:高さ1.1mm、受光波長400〜1700nmの赤外線フォトダイオード

京都セミコンダクターは、光計測機器向けのKP-2 二波長フォトダイオード(KP-2 Two-tone PD)「KPMC29」を発表した。2種の受光素子を同一光軸上に配置することで、検出波長域を広げている。

[EDN Japan]

 京都セミコンダクターは2020年5月、光計測機器向けのKP-2 二波長フォトダイオード(KP-2 Two-tone PD)「KPMC29」を発表した。同年8月31日からサンプルの受注を開始し、2021年4月1日から量産受注を開始する。

KP-2 二波長フォトダイオード「KPMC29」

2種類の受光素子を同一光軸上に配置

 KPMC29は、検出波長が400〜1100nmのSi(シリコン、ケイ素)と、1000〜1700nmのInGaAs(インジウムガリウムヒ素)の受光素子を同一光軸上に積層することで、検出波長域を400〜1700nmに広げている。受光感度はSiが0.7A/W(波長950nm、バイアス0V、代表値)、InGaAsが0.9A/W(波長1550nm、バイアス0V、代表値)。暗電流は、Siが0.1nA(逆バイアス5V、代表値)、InGaAsが1nA(逆バイアス5V、代表値)となっている。

 また、体積が同社従来品と比較して8分の1と小型化している。最初に光が透過するSiの受光素子の基板側に凹状のくぼみを作り、そのくぼみにInGaAsの受光素子を収納することでパッケージを低くできた。4×5.7×1.1mmのトランスファーモールドパッケージを採用している。

 KPMC29は、物体からの透過光や反射光から被測定物を分析できる、感度波長が広い小型デバイスとして、生体モニターやウェアラブル機器など、医療、産業、セキュリティ分野での利用が見込まれる。さらに、SiとInGaAsそれぞれの受光素子から光電流信号を取り出して、その光電流比を測定することで、高温の物体に直接触れずに測定する放射温度計などの用途にも応用できる。

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