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車載用高速モーター向けポジションセンサーams AS5147U、AS5247U

amsは、車載用高速モーター向けポジションセンサー「AS5147U」「AS5247U」を発表した。最大2万8000回転/分までのモーターで使用でき、低ノイズでの位置測定と高精度なリアルタイム角度測定が可能だ。AEC-Q100のグレード0に準拠する。

» 2020年06月25日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 amsは2020年6月、車載用高速モーター向けポジションセンサー「AS5147U」「AS5247U」を発表した。磁気センサー素子やA-Dコンバーター、DSPベースの処理エンジンを集積し、最大2万8000回転/分までのモーターで使用できる。既に量産受注に対応している。

車載用高速モーター向けポジションセンサー「AS5147U」「AS5247U」の使用イメージ

 DFS(ダイナミックフィルターシステム)技術を搭載し、低速回転時の遷移ノイズを低減した。また、DAEC(ダイナミックアングルエラー補正)技術により、高速回転時の遅延がほとんどない。この2つの技術を組み合わせることで、低ノイズでの位置測定と高精度なリアルタイム角度測定が可能になったとしている。

外部磁場を抑える保護シールドが不要

 独自の差動センシングアーキテクチャで浮遊磁場の影響を排除する。これにより、充電ステーションやモーター、ソレノイド、高電圧配線などから発生する外部磁場を抑える保護シールドが不要になり、コスト削減に貢献する。

 出力は、14ビットインクリメンタルABI、UVW、PWMに対応。インタフェースはSPIを採用し、8ビット巡回冗長検査(CRC)で保護する。使用温度範囲は−40〜+150℃となっている。

 AS5147Uは14ピンのTSSOPパッケージ、AS5247Uは7×7mmの32ピンTQFPパッケージで提供する。両センサーともAEC-Q100のグレード0に準拠し、ISO26262 ASIL-Dに対応。パワーステアリング、アクティブダンパー制御、ブレーキなどでの利用を見込む。

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