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衛星通信試験用Q/VバンドRFアップコンバーターローデ・シュワルツ R&S SZV100A

ローデ・シュワルツは、衛星通信ペイロード試験向けのQ/VバンドRFアップコンバーター「R&S SZV100A」を発表した。変調帯域幅2GHzで、36G〜56GHzの全周波数域をカバーする。同社では、同製品を含めた試験用セットアップも提供している。

» 2020年09月02日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 ローデ・シュワルツは2020年8月、衛星通信ペイロード試験向けのQ/VバンドRFアップコンバーター「R&S SZV100A」を発表した。既に提供を開始している。

Q/VバンドRFアップコンバーター「R&S SZV100A」

 変調帯域幅が2GHzで、36G〜56GHzの全周波数域をカバーする。同社のベクトル信号発生器「R&S SMW200A」と共に用いることで、VHFからVバンドまでの衛星通信帯を連続的にカバーでき、5GやQ/Vバンドの周波数帯にも対応する。

 小型かつ軽量で、マウンティングポイント配置により試験対象の近くに設置できる。IF信号やLO信号源から10m離すことも可能で、「R&S SZV遠隔制御ソフトウェア」を用いて、LAN接続を介して遠隔操作できる。

試験用セットアップを構成可能

 既存の試験システムのアップグレードに対応するほか、同社のRF/マイクロ波信号発生器「R&S SMA100B」、ベクトル信号発生器「R&S SMW200A」と組み合わせることで、試験用セットアップを構成できる。

 このセットアップでは、R&S SZV100Aによる最大+16dBm(1dB圧縮ポイント)の高出力、R&S SMW200Aの最大帯域幅2GHzによる広範な変調IF信号、R&S SMA100Bによる高精度なLO信号を提供する。なお、制御ソフトウェアを用いればこの試験用セットアップを1台の機器で運用できる。

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