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厚み1.0mmの表面実装型ショットキーダイオードSTマイクロ 薄型ショットキーダイオード

STマイクロエレクトロニクスは、薄型の表面実装型ショットキーダイオード26品種を発表した。厚み1.0mmの「SMA Flat」「SMB Flat」パッケージにより、電力の密度と効率が向上し、省スペース化に寄与する。

» 2020年09月03日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 STマイクロエレクトロニクスは2020年7月、薄型の表面実装型ショットキーダイオード26品種を発表した。逆電圧定格25〜200V、順電流定格1〜5Aに対応し、産業機器やコンシューマー機器用途での需要が見込まれる。

薄型の表面実装型ショットキーダイオード

 パッケージは「SMA Flat」「SMB Flat」を採用しており、厚さが1.0mmと従来のSMA、SMBパッケージダイオードの半分になった。これにより、電力の密度と効率が高まり、省スペース化にも寄与する。30V/1A定格のSMA Flat製品から、200V/4A定格、100V/5A定格のSMB Flat製品まで、多様な製品を用意する。いずれもフローおよびリフローはんだ実装に適したノッチ付きリードを搭載する。

容易に置き換え可能

 SMAとSMBは基板実装での互換性を有しており、容易に置き換えられる。また、同製品群は順電流定格が高いため、SMCダイオードを含む既存の回路をSMB Flat製品に、SMBをSMA Flat製品に置き換え可能だ。

 同製品群は全て、同社が提供する10年間の長期製品供給保証プログラムの対象となるほか、アバランシェ耐性が保証されている。価格は定格やパッケージによるが、標準的な参考価格は、1万個購入時で単価約0.07米ドルとなっている。

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